ハガシ! |
- 01: 名前:BACK投稿日:2013/08/05(月) 21:22
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初めまして!
BACKと申します。
以前のファイルでは読者一本だったのですが、
今回初の連載を試みたいと思います!
どうか暖かい目で見てやって下さい。
話の内容は握手会の剥がし役の主人公の話です!
- 02: 名前:BACK投稿日:2013/08/05(月) 21:30
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先生「おい、羽賀。お前志望校どうすんだ? 行きたい高校とかあるのか?」
「ないです……」
先生「じゃあ、就職するのか?」
「分かりません……すいません、用があるんで帰ります…」
先生「おい! 羽賀…!」
俺の将来なんて見えなかった。
何もかもを失った俺にある先なんて…。
- 03: 名前:BACK投稿日:2013/08/05(月) 21:52
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2013年4月
俺の家の前の中学校では、たくさんの新入生が桜の舞い散る校門の側で写真を撮っている。
俺の名前は羽賀 真太郎。
ついこの間まで、この中学に通い卒業した。
そんな俺は今、高校にも行かず、かといって就職もしないでずっと家に籠っていた。
今の俺には何もないんだ。
俺は二階の俺の部屋の窓の外から聞こえる、生徒やその保護者の声をよそに、
ベッドの上で自分の顔に雑誌を覆い寝転がっていた。
すると、下から俺を呼ぶ声が聞こえた。
「真太郎! ねぇ起きてる? 真太郎〜!」
この声の主は双子の妹、羽賀 鈴芽。
俺とは違い、都内の高校に通っている。
鈴芽「朝ご飯作っといたから、あとでちゃんと食べてね! じゃあいってきま〜す!」
「あぁ、分かった。」
俺は聞こえるか聞こえないか程度の声で返事し、その後鍵がかかる音が聞こえた。
窓から鈴芽が、自転車を出して家を出発する音が聞こえる。
俺は顔の上に被さっている雑誌を下ろし天を仰いだ。
- 04: 名前:名無しさん投稿日:2013/08/05(月) 21:53
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色んな作品を読んできただけあって、視点はいいとこ突いてると思う
あとは書き続けていくしかない
ファイ
- 05: 名前:BACK投稿日:2013/08/05(月) 22:20
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名無しさん
コメントありがとうございます!
そう言って頂けると嬉しいです!
はいっ、連載が続くように頑張りますっ!
- 06: 名前:BACK投稿日:2013/08/05(月) 22:36
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俺の携帯に一本の電話が掛かってきた。
携帯を見ると、そこには矢島 ゆうとと表記されている。
俺はこのまま無視してやろうかと思って、一度ほったらかしにしていたが、
何度も懲りずに掛けてくるため、渋々電話に出た。
「もしもし…何だよゆうと…」
ゆうと「何だよとはねぇ〜だろ真太郎! いや、あのな今日ちょっと暇か?」
「暇って…そもそもお前今日学校はどうしたんだよ? 入学式は?」
ゆうと「俺の学校は入学式は明日! なぁ暇か!?」
「………暇じゃない。」
ゆうと「その感じぜってぇー暇だな! そんな事だろうと思って、もうお前の家の前にきてんだよ!」
は?と思い、窓の外を見るとアホ面した奴が笑顔でこっちに向かって手を振っている。
「家越しに電話掛けてくるって…どんなホラーだよ……」
ゆうと「まぁ、難いことは気にすんなって! さっさと準備して行くぞ!」
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