普通の生活は送れない |
- 01: 名前:無名投稿日:2013/07/31(水) 22:50
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AKBorSKEのメンバーを主人公に恋愛&SF混じりの
物を書いてみようと思うんですがメンバーのリクエスト
ありますか?
AKBかSKEのメンバーでお願いします。
研究生とかちょっとマイナーすぎるメンバーは
わからないんでそこそこ知名度あるメンバーで
お願いします。
- 32: 名前:名無しさん投稿日:2013/08/20(火) 17:55
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KOOTAMうざくねっ?
- 33: 名前:無名投稿日:2013/08/22(木) 09:00
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古畑が叫んだ次の瞬間、目の前に血が飛び散っていった、
狼の牙が深く食い込んでいる。
そして菅は走りを止めて振り返る、
背中に担いでいる古川は無事だ。
「お願いだから言う事聞いてよ…」
菅を守るように狼に腕を差し出した渡辺は
右腕から大量の血を流しながら狼を睨みつけている。
「まゆゆさんっ!」
「お願いだから言う事聞いて…
いい子だから…」
いつも通り怪物を手なずけようと
しているようだが全く怪物の勢いは
弱まらない。
「くぅ…」
怪物を睨み付け必死に制していた渡辺だが
防御力は決して高い方ではない、意識が
遠のいていく。
渡辺が戦闘不能になる直前、狼の体が
真っ二つに割れた。
「回復してやれ…少々の時間なら稼いでやる…」
前も助けてくれて今日最初に会った青年だった、前と同じく
刀を構えてこちらに向かってくる狼の前に立っている。
「まゆゆさん大丈夫ですか?」
慌てて渡辺に駆け寄り回復させる。
「どうして…どうしてなの…」
人間ではないがいつも一緒に戦っていた仲間、
突然指示を聞かな
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- 34: 名前:無名投稿日:2013/08/22(木) 09:35
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今回も青年に挨拶はできなかった、全員で街に行くと
急いでゲームから離脱する。
ホテルが一緒だったので急いで古川の部屋に行くと
古川は口から少量の血を流して倒れていた、少しすると
意識は回復し特に痛い所もないと言っているが念のため病院に。
そして部屋に帰ってニュースを見ると自分がとんでもない
事に巻き込まれていると理解した。
「最近話題のスマホアプリ、リアル×バーチャルのプレイヤーが
ゲームをしてそのまま死亡、死因は不明、ゲームのデータも消えている
ため手掛かりは一切ない。」
古川が無事で良かったという気持ちと恐怖が
両方押し寄せて来た。
「あの人…大丈夫かな…」
戦いを完全に任せてしまったあの青年、無事なんだろうか、
名前もわからないので確認のしようがない。
菅は疲れたのかぐっすり眠っている、渡辺にもメールを
送ったが大丈夫なようだ。
謎のゲーム、よく考えてみれば何をすればエンディングなのかも
よくわかっていない。
このままゲームを続けても大丈夫なのだろうか、
そんな事を思いながら古畑は恐怖を隠すために
菅の隣に枕を
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- 35: 名前:雛薔薇◆XQK0wd/U投稿日:2013/08/22(木) 12:05
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元KOOTAMです。
前のすいませんでした。
でも、さすがの文才ですね。
- 36: 名前:無名投稿日:2013/08/22(木) 23:47
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雛さん気にしないで下さい
文才は大した事ないですよ、
でもありがとうございます
- 37: 名前:無名投稿日:2013/08/23(金) 00:13
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ちなみに主人公古畑奈和ですけど
サブ主人公出すなら誰がいいですか?
- 38: 名前:名無しさん投稿日:2013/08/23(金) 00:17
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くーみん
- 39: 名前:無名投稿日:2013/08/23(金) 00:19
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現役で
- 40: 名前:名無しさん投稿日:2013/08/23(金) 00:22
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峯岸(坊主バージョン)で
- 41: 名前:無名投稿日:2013/08/24(土) 17:48
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「古畑ー!」
ぐっすり眠っていた古畑だったが怒りの籠った
大声を聞いて目を覚ます、というよりお腹の上に
何かが圧し掛かってきたのを感じて目を覚ました。
「ん…誰…」
ゆっくり目を開くとそこにいたのは
長い黒髪を垂らしている幽霊だった。
「出たー!」
「ふごっ!」
隣で眠っていた菅を幽霊にぶつけて
逃げようとしたが古畑が非力すぎるため
菅をただベッドから落としただけで
幽霊にはなんら影響が無かった・
「助けっやだやだ!ごめんなさいごめんなさ…」
泣きながら謝っていると幽霊は古畑のスマホを
顔の目の前に押し付けてきた。
「あいりんを狩ろうとしたやつ狩り返す…
さっさと行くよ…」
「玲奈さん?…」
白いワンピースに髪が垂れていたので
完全に幽霊だと思ったが松井玲奈だった。
先輩にとんでもない事を言ってしまったと
思ったが気にしていないようなので良かった。
「ほら早く!」
松井は古畑より一足早くゲーム中に行く。
「怖いのに…」
正直つい数時間前に恐怖を見たところなので
あまり行きた
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- 42: 名前:無名投稿日:2013/08/24(土) 18:24
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「ちょっ落ち着いて下さい!」
ゲームの世界に入ると松井は街の中なのに刀を
抜いて戦闘態勢に入っていてかなり危険な人だった。
「落ち着けって?あいりんが殺されかけたのに
落ち着ける訳ないでしょ!」
古畑の意見など聞いてくれる訳もなくどんどん先へ
歩いていく。
「怖いよ…誰か連れてきたら良かった…」
よく考えると松井玲奈と二人きりという事だけでも
かなり緊張する気がする、というより緊張している。
「はぁ…何もなく無事に終わりますようにっ!」
と、思っていたら突然背後から誰かに抱きつかれた、
正直かなり怖かった。
「奈和〜」
しかし声を聞いてすぐに安心できた。
「優子さん?…」
「久しぶり〜元気だった?こんな夜遅くまで
遊んでるなんて悪い子だ…うわっ!」
古畑に後ろから抱きついていた大島だったが
突然刀が飛んできて慌てて避ける。
「私の大切な古畑に何してんだよお前!」
古畑も驚いていたがふと前を見るとかなり
遠くまで行っていた松井が走ってこちらに
戻ってきている。しかも刀を構えて。
「
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- 43: 名前:無名投稿日:2013/08/24(土) 18:58
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とりあえず事情を話して大島も一緒に古川を狩ろうとした
プレイヤー探しに手伝ってくれる事になったがあくまでも
平和的にという事を条件に松井の刀は片付けるように
命令した。
こういう時は聞きこみ調査、という事で三人でNPCに話を聞く、
NPCは通常同じ様な事しか話さないのだがこのゲームでは
クエストや他プレイヤー状況がすぐわかるように会話の内容が
かわるようになっている。
「全然いい話ないなぁ…」
ところが聞き込みを開始してもなかなか
いい話は聞けない、今後のクエストの話や
最近成長してきているプレイヤーの名前を
聞けたぐらいだった。
「ねえなんかさ、ゲーム作ってる人の話聞けたよ?」
なかなかいい話が聞けず落ち込んでいた松井と古畑だったが
大島が興味深い話を持ってきた。
「なんかこのゲーム作ってるの東大卒とかの頭いいけど
就職失敗してる人でこのゲームでどこかの会社に雇って
もらおうとしたけど変なニュース流れたりでなんか怒ってる
らしいって話を聞いたらしいって事を言ってる人がいたらしいよ」
「らしいが続きすぎて何の話なのかよ
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- 44: 名前:無名投稿日:2013/08/24(土) 20:25
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〜〜古畑達がゲームの中にいた時、現実世界〜〜
「何?…あなたが言ってきたから乗ってあげたのに
何にもないじゃん…何がしたかったの?」
「ちょっと待ってくれ、まだ途中なんだ…
もう一ヶ月…いや一週間でいい…
時間を…」
「もういいよ…かっこ悪い…口だけの男とか
大嫌い…」
「な…君が言ってきた無理難題をこっちは
なんとかしようとしてやってるんだろう?
考えてもみろよ、こんな事できてる僕は
天才だと思うだろ?」
「天才の人は自分の事天才とか言わないから…
こんなゲームで最強でも嬉しくないよ」
「ふざけるな…やってやるよ…みてろよ
あと一日だ!一日で俺が君に世界を与えてやるよ!」
部屋の中で男が大声を出してパソコンに向かう、
その部屋から1人の少女が笑みを浮かべながら
出て行った。
「やれるもんなら…やってみなよ…」
- 45: 名前:無名投稿日:2013/08/24(土) 21:26
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「あ、そういえば優子さん明日Kでレッスン一緒なんで
よろしくお願いしますね」
宿への帰り道、ふと思い出したように
大島に微笑みかける。
「そうだっけ?じゃあ明日はご飯だね〜
どこ行こうかな〜」
古畑がAKBに来るとわかると大島は
軽くスキップしながら歩き始める。
「なんだか…奈和ちゃんってSKEなのに
優子さんの方が仲良しだよね…
やっぱり私にリーダーなんて…」
「えっ!いやそんな事ないですよ?
SKEと言えば玲奈さんだからちょっと
仲良くなるのが恐れ多いというか…」
ネガティブ発言をするので慌ててフォローを
入れる古畑。
「それってさ、私はAKBと言えばじゃないって事?」
松井がちょっと笑顔になったかと思うと今度は
大島にネガティブオーラが…
「えぇ!?優子さんもなんですか?あ…」
大島にフォローを入れる前に古畑は遠くにだが
あの青年を見つけた。
「ん?…何どうしたの?彼氏?」
「そんな訳ないじゃないですか!
ちょっと何回か助けてもらってる人で…」
「へ〜好きなんだ?」
「すっ
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- 46: 名前:無名投稿日:2013/08/24(土) 23:18
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翌日、古畑は東京にいた、レッスン中に偶然渡辺に会う事が
あったので話をきくとあれからゲームの中には入れていないらしい、
エラーが出るという訳では無く怖くて入れないようだ。
古畑も正直なところもう入りたくないという気持ちが強い、
なんといっても怖い。
痛いのはリアルに痛いしバイオハザードなどのホラーゲームよりも
怖い、ビビりの古畑には少々ハードすぎる。
「奈和〜ご飯行くよー!」
そんな時に大島に声をかけられた、大島の方を見ると
大島と一緒に松井珠理奈の姿もあった。
どうやら三人でご飯に行くつもりのようだ。
「え…あ、はいわかりました…」
年齢は変わらないのにかなり大人で芸能界では
大先輩…しかもSKE&AKBでもエース的存在…
そんな珠理奈と一緒のご飯はちょっとどころじゃなく
緊張する。
ゲームを始めてから全く普通の生活を送れていないと
改めて感じた。
「どこ行く?」
「ラーメン食べたい〜」
「だって、奈和もラーメンでいい?」
「えっ?あっはい私はなんでも大丈夫です…」
「じゃあラーメン行こっか美味し
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- 47: 名前:無名投稿日:2013/08/24(土) 23:30
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近くの小さなラーメン屋に到着した、時間帯が良かったのか
他に客はいなかったのでテーブルに席に座ってゆっくりと
ラーメンを待つ。
「あ、思いだした」
ふとメニューを眺めていると大島が
何かを思い出したかのように口を開いた。
「昨日の奈和の彼氏どこかで見たと思ったんだけどさ、
ここのアルバイトの人だよ絶対!」
昨日の彼氏とは古畑を助けてくれた青年の事だ、
もちろん大島は冗談で言っているし古畑もそれを
理解しているのだが…
「ちょっと…あんたさ、これからって時に何考えてるの?
自覚あるの?アイドルやってるんでしょ?」
何も知らない珠理奈にガチのテンションで怒られた、
かなり怖いが大島が笑って慌ててフォローを入れてくれた。
「違う違う、奈和が一方的に好きなだけなんだけどね?
その人がここのバイトの人と一緒だと思って」
しかし中途半端な役に立つのかどうか微妙な
フォローだったので結局珠理奈に睨まれて怖かった。
「あ、ほらあの人!お〜い」
大島が手を振って今から仕事始まりのバイトを
呼び付ける。
あ〜大島さん久しぶ
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- 48: 名前:無名投稿日:2013/08/24(土) 23:39
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「ね?この人でしょ?」
大島は思いだしてスッキリしたような
顔をしているが古畑は苦笑いを浮かべている。
明らかにこの人じゃない、こんなにペラペラと話すような
人じゃなかったしそれに顔も…
「一緒?…」
顔はかなり似ていた、というより本人かと
思うほど、しかしあのクールな人がここまで
ペラペラ話す人だとすると色々と何かが
狂う…古畑がちょっとキュンとしていた人は
こんなペラペラ話す人じゃない。
顔じゃなく性格で好きになった分ギャップに
耐えられないパターンだった。
「あはは…」
とりあえず苦笑いしてその場を誤魔化して
ラーメンを食べる。
「あの人だよね?いつもサインしてって
お願いしてくる楽しい人だし奈和もあの人
なら任せられるかなぁ…」
何も言っていないのにやたらといい店員が
いたら彼氏に進めてくる謎の親戚のように
大島はニヤニヤ笑いながら1人で妄想しているようだ。
そんな時だった、古畑、大島のスマホが突然鳴りだした。
「何?…」
自分で設定した事の無いはずの音が聞こえてきたので
2人とも不思
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- 49: 名前:無名投稿日:2013/08/24(土) 23:50
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不思議そうに2人で首を傾げていると突然地震が発生し
大きく揺れ始めた。ビビりの古畑は一早く机の下に隠れたが
普通の地震とは何かが違う揺れに大島は違和感を感じていた。
「優子さんも早く!」
珠理奈に引っ張られてようやく大島も机の下に隠れる。
少しすると収まったので外に出てみる、ちょっと看板が
倒れていたりはするが震災というほど大きな被害を
受けている訳ではないようだ。地震に関しては…
「何…これ…」
遠くにだがゲームの中で遭遇するドラゴンタイプの怪物の
姿があった、おもちゃやキャンペーンのバルーンじゃない、
間違い無く本物だろう。
「どうなって…優子さん?」
古畑が驚いていると大島は怪物の元向かって
走っていた。
「危ないですって戻って下さいよっ!」
そう言うとすぐに大島は戻ってきた、そしてそのまま
2人の腕を掴んで走り始めた。
怪物が大島達の方向かって走り始めたので
急いで逃げ始める。
「ちょっ行ったなら戦って下さいよ!」
「無茶言わないでよあんなの勝てる訳ないじゃん!」
そんな事を言いながら走る、
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- 50: 名前:無名投稿日:2013/08/24(土) 23:58
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ドラゴンタイプの怪物が大きな尻尾を武器に
して古畑の体を壁に叩きつけようとしてきた。
「ひっ…」
しかし、尻尾は古畑には届かない、古畑を庇うようにして
またいつもの青年が立っていた。
「ま…なんか慣れてきたよ…」
青年は小さく笑うと怪物の尻尾を刀で
斬りつける。
「奈和大丈夫?」
大島が慌てて古畑に駆け寄ると
青年と怪物の姿を見ている。
「優子さん私こんな事聞いてないですよ?」
古畑は足をガクガク震わせて今にも腰を
抜かしそうになっている。
「……いや〜人生何があるかわからないね〜」
大島は苦笑いしながら頭を掻いている、まさかの事態に
現実を受け入れられないようだ。
「そんな事言ってる場合じゃないじゃな…きゃっ!危ないっ!」
そんな2人の前で1人の青年が大きな刀を振りまわして
目の前で恐竜のような謎の生物と戦っている。
「もしかしてさ、私達も戦えそうじゃない?」
「……え?」
大島はそう言って目を閉じる、そして目を開いた時に
大島の手には今までつけていなかった手袋がはめられていた。
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- 51: 名前:1996年2月11日投稿日:2013/08/25(日) 00:43
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ゆりあエロくていいです! 応援してます!!
- 52: 名前:1996年2月11日投稿日:2013/08/25(日) 00:47
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何でもないです! すいません! 上の間違えです!
- 53: 名前:雛薔薇◆XQK0wd/U投稿日:2013/08/25(日) 03:42
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これからも頑張ってください!
- 54: 名前:無名投稿日:2013/09/04(水) 23:12
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あまり会話を交わした事は無いし名前もわからないけど
自分の事を信頼して背中を任せてくれているのが伝わって来た、
青年から指示は来ないだろう、攻撃は全部お前に任せる、
そう言われている気がした。
「凍っちゃえっ!」
古畑が氷魔法を利用し大きな氷の塊が
怪物の頭の上から落ちていく。
しかし怪物もバカではないので一歩後ろに
下がって氷を避ける。
「おらぁぁぁっ!」
避けられた事によって地面に落ちそうになった氷の塊だが
空中に浮いている状態で青年が氷の塊を刀で切り刻み
小さな塊の集団へと変える、そして大島が氷の塊を
思い切り蹴りあげると怪物向かって氷の粒が飛んで行く。
「いいね〜今の連携、やっぱり奈和が惚れた男なら
間違いないね〜」
怪物に氷の粒がヒットしたのを見て大島が満足そうに微笑む、
古畑をいじるのも忘れない。
「だっだからそういうのじゃないです!
早く攻撃して下さいよ!」
古畑は魔法を連続して出せないのでどうしても
戦闘は大島や青年に頼らざるを得ない、
凄く自分をいじって遊んでくる大島に戦闘を
頼むのはちょっ
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- 55: 名前:無名投稿日:2013/09/04(水) 23:31
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「はぁはぁ…」
怪物が倒れた事によって気が抜けた古畑が
その場に座り込むと本も消えていった、自分の
メンタルと関係があるのか本を出そうとしても
全く出て来なかった、今は怪物と戦う恐怖と勇気が
無いからなのだろうか。
「大丈夫奈和?…」
大島も普通の私服に姿が戻っている、
古畑と違って気が抜けてしまったという
事は無いようだが肉弾戦を挑むタイプが
故ゲーム中ではいつも擦り傷や痣を作って
いたが今も腕に擦り傷を作っている。
「あ…優子さんその傷…回復させないと…」
「大丈夫、これぐらいならすぐ治るから…ね?」
明らかに心身共に疲れきっている古畑にこれ以上
負担をかける訳にもいかず大島は元気さをアピール
するように微笑むと古畑の頭を撫でる。
「そんな事より…あなた何か知ってる?」
古畑から青年に目線を変える、青年も姿は
普通の私服に戻っている、ジーパンにシャツでシンプルだ、
ケータイと財布でポケットを使う事を考えると非喫煙者らしい。
鞄らしい物を持ってはいない。
「さぁね…気付いたら目の前にさっきのやつがいた、<
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- 56: 名前:無名投稿日:2013/09/04(水) 23:47
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古畑達が戦っていた頃、別の場所。
「おぉっ!なんか私かっこいい!」
マトリックス風の衣装に身を包んだ田名部が小型の
狼タイプの怪物を銃で撃退、渡辺は敵数体を無事操れたようで
狼数体を操って敵を攻撃させる。
そして青年と同じく他にもゲームをしていたプレイヤーは
大勢いたようで複数のプレイヤーが2人と一緒に戦っていた。
古畑達とは違い連携はほとんどなかったが相手が雑魚複数と
いった敵だったので特に困らずにせん滅できていた。
「終わったかな…」
一通り敵をせん滅し姿が見えなくなったので渡辺は
一息ついて周囲を見渡す。
「まっまゆゆと一緒に戦えるなんて…俺感動です!」
ファンの人も偶然一緒に戦っていたらしい、渡辺の
目の前に立つと握手を求めて手を伸ばしている。
「一緒に戦ってくれてありがとうございます」
渡辺はにっこり微笑むとファンの握手に答える。
無事にしのぎ切った、その場で戦っていたプレイヤー、
野次馬達もそう思っていた。
「それにしても…どうしてゲームの世界の事が
現実…に…ッ!」
突如渡辺の足元にボー
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- 57: 名前:無名投稿日:2013/09/05(木) 00:04
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「それで…まゆゆさん今病院に…命には問題ないけど…
テレビ中継見てた私達ですら気持ち悪いのに…目の前で
見ちゃったから…多分精神的にリタイヤだと思う…」
「そんな…そんな事って…」
ついさっきまではようやく青年の役に立てた、
大島との距離がより近くなったなどと思っていた、
しかし現実は残酷だった。
自分達は運が良かった、フィールドが違えば死んでいた
かもしれない、大切な誰かを死なせていたかもしれない。
そう思うと古畑の小さな心は恐怖で押し潰されそうになった。
「選べ…」
そんな古畑に青年が近づくと
声をかける。
「誰も強制はしないだろう、お前が現実世界での
戦闘を止めて逃げたとしても誰も怒らないし恨まない、
逆にお前が戦って死んだとしても誰も悲しまない」
言っている事は正しいかもしれないが優しさの無い
言葉に大島は少し怒ったようで青年の胸ぐらを掴んでいる。
「もうちょっと言い方あるでしょ!あなた少なからず
奈和の事知ってるんでしょ?奈和はそんな言い方で
勇気が出るようなタイプじゃ…」
「誰も勇気を出させようとして
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- 58: 名前:無名投稿日:2013/09/05(木) 00:11
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「敵が何かわからないぞ?」
「わかってます」
「ずっと大島や他の仲間がいる保障もない、
敵も強いやつと当たるかもしれない」
「それもわかってます」
「もしかしたらすぐに死ぬかもしれない、
それでもやるのか?」
「……人間死ぬ時はすぐ死ぬんです…
もし今戦いから逃げて交通事故とかで
死んじゃったら私きっと後悔する…
こうなるなら誰かのために戦えば
良かったって、だから…だから大丈夫、
私はやります!」
改めて強い覚悟を込めた目で青年を見つめる。
「これからはお前の事を奈和と呼ぶ、いいよな?」
覚悟を決めた古畑を気に入ったのか青年は
笑って古畑の頭をぐしゃぐしゃに撫でる。
「はい…あなたの事はなんて呼べば?…」
「ナオだ…お前と同じ読みのなお…
ややこしいなら好きに呼べばいい、
俺は名前にはこだわらない」
- 59: 名前:無名投稿日:2013/09/05(木) 00:18
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青年はそう言って再び古畑に背を向けると
どこかへ歩き始める。
「ナオ…ナオさん!私もっと強くなります!
強くなってみんなを守りますから!」
前までの松井や大島に付き合ってゲームに
参加していた頃の弱気な古畑はいない、
覚悟を決めた綺麗な目をするようになっている、
あの可愛らしい雰囲気もどことなく変化が見えている。
「……優しくない方が好きだったりするの?」
「そうじゃないですけどちょっとキュンときたっていうか……
って!何言わせるんですか!」
という事も無くやはり可愛らしい彼女の特徴である雰囲気は
消えていなかった。
「仕方ない、奈和がやるなら私もやらないと…さっさと
片付けて解決させる方が気持ちいいしね」
大島も怖いのだろう、少し引きつっているが
後輩の前でかっこつけたいのか笑顔を見せている。
前までは楽しい、でもどこか謎のゲームの世界、
それが現実世界での戦いに代わり命にもかかわるようになった。
こらから古畑達の生活はどんどん普通からかけ離れていく事になる。
- 60: 名前:無名投稿日:2013/09/05(木) 00:19
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雛薔薇さんすぐに返事できなくてごめんなさい、
最近ちょっと忙しくなってて長期とか難しいんで
そろそろ終わらせようと思ってます。
あと少し頑張りますんで良かったら応援お願いします。
- 61: 名前:名無しさん投稿日:2014/09/24(水) 00:51
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