僕子 |
- 01: 名前:名無しさん投稿日:2013/09/22(日) 21:19
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「僕子」と呼ぼう。
高校の同級生に、ボーイッシュな女の子がいた。
華奢だけれどパワフル、一人称は「わたし」だが少し乱暴な言葉使い、下ネタにも顔色一つ変えない。
胸も小さく校内ではいつもジャージ姿で、スカートをはいている所をホトンド見たことがなかった。
中型バイクを乗り回し、平気で雑魚寝・野宿をするような子だ。
けれど嫌味な感じはなく、自然に女を意識させないそんな感じ。
工業高校で周りが男ばかりというのもあったのかもしれないが、仲の良い男友達のウチの一人という扱いだった。
そんな僕子だが、俺は意外な一面を見たことがある。
渡り廊下ですれ違った僕子と、冗談を交わしていた時だ
グラッ
そんな音が聴こえるような揺れだった、俺も一瞬びくっとするほどの地震。
「ヒャッ」
黄色と桃色を足したような、甘い声だった。
僕子の白い手が、俺の制服の襟元をしっかり握っている。
すぐに収まった揺れに、落ち着きを取り戻した俺。
「お前、なんて声だしてんだよ」
「あ…」
みるみる顔色の変わっていく僕子。
そして襟をいっそう強く握られ、俺は壁にドンと押し付けられた。
「い
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