「おまえこの夏に童貞捨てるぞ。地蔵盆の前の晩は空けとけ」 |
- 01: 名前:名無しさん投稿日:2018/10/08(月) 18:06
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本当に、今から考えると笑い話のような懐かしい美しい思い出だけど忘れもしない、15歳の夏休みの初日。
夕方友人と漁港の防波堤で魚釣りをして帰ってきて、すぐに家族と一緒に夕食の席についた。
弟は友人の家に泊まりに行って、姉はアルバイトに行っていた。
お袋が突然、話を切り出してきた。
「おまえもとうとう15歳なんだね?」
親父が言葉をつなぐ
「おまえも15歳、昔ならもう一人前だな、ところでお前童貞か?」
「は?何言ってるん?!」
漏れは、おもわず咳き込みながら親父に答えた。
「ええから、おまえまだ童貞なんだな?恋人の一人でもいるのか?」
「何で、そんなこと言わなくちゃならないん!いい加減にしな!」
親父はニヤニヤ笑いながら、わかったわかったという風に手をひらひらさせながら
「おまえ、この夏の盆に童貞捨てるんだぞ?わかったな?」
「はあ?何言ってるん?母さんの前で?」
漏れは母の顔を覗き込んだ、しかし母も同じように苦笑しながら、飯を食っている。
「いいな?これは命令だからな?」
「だけど、だれとするわけ?そんなの急にはできないだろ?俺、恋人とかいないし
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