避難小屋での一夜 |
- 01: 名前:名無しさん投稿日:2019/01/30(水) 05:56 [PC]
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数年前に関東北部の冬山に行った時の話。
登り始めは天気が良かったが、中腹で雪が降り始め、
昼に山頂に着いたときは、吹雪になってしまった。
急いで下山を始めたが、ほどなくホワイトアウトに。
地図にのっていた無人の避難小屋になんとかたどり着いた。
扉を開けると先客がいて、見るとかなりの美人であった。
’いや〜参りましたね、まさかこんなに雪が降るとは’
’私も日帰りで来たのですが・・・’
話をすると先客は、山歴5年ほどで私の半分以下で、服装が軽装で
食料も飴とお菓子を持っているだけとのことだった。
落ち着いた感じで、真面目そうな女性だ。
’私は食料とガスを持っているので、食事をして温まりましょう’
女性は、かなり恐縮していた。
食事が終わっても外は吹雪いていて下山は到底無理。
避難小屋は寝具があるところも多いのだが、
ここは日帰りがメインなので座布団が3枚あるだけだった。
自分はいざという時のためにシュラフ(寝袋)を持ってきたが、
彼女をおいて一人寝るわけにもいかない。日が落ちて底冷えがしてきた。
私は勇気を出して、
’もし、よかったら寝袋にいっ
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