- 01: 名前:krs#05204207投稿日:2013/08/07(水) 21:29
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20XX年
いつも通りの人だかり
笑顔のあふれる商店街
なにも変わらない日々
いつまでも
このままで…ずっと続くと思っていた
この日々が…
幸せが…
- 05: 名前:サウス投稿日:2013/08/07(水) 21:37
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優「にしても本当に暑いね〜」
彩「本当ですね〜」
私たちは買い物をするために
街をダラダラと歩き続けていた
優「あとすこしだね〜」
そう呟く
……
返事がない
不自然に思った
わたしは振り返る
しかし、そこにはだれもいない。
彩の姿さえも…
優「え…な…なんで?」
次の瞬間
ササッ
優「うっぅ…」
あれ…意識が…彩…
- 06: 名前:サウス投稿日:2013/08/07(水) 21:37
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ここは…どこ…
私は…
?「選ばれし者よ…
この世界を存分に楽しむがよい…」優「だ…れ…?」
彩「優子さん…優子さんッッ!」
ハッ
目を開けるとそこには涙を浮かべているさやかの姿が…
なんだ…夢か…
私は少し胸を撫でた
彩「優子さん!
ここどこなんですか?」
え?
優「それは…ショッピングセンター…
なんかじゃない!!」
辺りを見渡すと荒地…
焼け跡…はたまた死骸まで…
なんなの…ここ…
彩「優子さん…こ…こわい…」
ガタガタッ
後ろで何かが動く
とっさに私たちは振り向く
目に見えたものは私たちと同じ年頃の女の子
うずくまったまま動かない少女
優「だ…だれっ?」
声が少し大きくなる
私は彩を背中の後ろに隠れさせ
言葉を続けた
優「誰かいるんでしょ?
隠れてないででてきなさい」
言葉は強気でもやはり私は女だ
怖くて仕方がないのだ
女の子は
立ち上がり笑みを浮かべ、初めて声を発した
- 07: 名前:サウス投稿日:2013/08/07(水) 21:38
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?「もしかして新入りさんですか?
丁度よかった…仲間に裏切られて新しい仲間を探して居たんです。」
新入り?仲間?裏切られる?
どういうこと?
優「あなたは何をいっているの?
てかまずここどこ?」
動揺を隠せない私たち
?「あ、そうでしたね…
ここは…」
ゴクリ
?「私にもわかりません!」
優、彩「えっ?」
?「わたしもあなたたちと同じで…
何も知らないままここに連れてこられたの…
そして、何度も人に襲われ 、なんとか生き延びてきたの
とりあえず、いまわかってるのは、ここで生き延びて戦いに勝ち続けないとなにも始まらないことだけ…」
優「なに…それ…そんなゲームみたいのが本当なわけないじゃん」
後ろから肩を叩かれる
彩「優子さん…あれ…」
彩が指をさした方向には…
なんとも信じ難い光景が広がっていた
人が人を殺しそして人が裏切り
騙し戦う醜い姿が…
優「う、うそでしょ」
?「だから…本当なんだよ…
ここに連れてこられた以上この状況を信じるしかないんだよ…」
彩
<省略されました> [全文を見る]
- 08: 名前:サウス投稿日:2013/08/07(水) 21:38
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話すら理解できていなくて頭がパニックな私たちにさらによくわからない出来事がおきてしまった
なぞの女性は口を隠し
本気で少女を殺そうとしている
少女もそれに負けじと巧みに刀を使い反撃のタイミングを伺っている
彩「なにが…どうなっているの…
帰りたいよ…」
再び泣き出す彩
私は恐怖で震える手を押さえつけ
落ちている鉄パイプを拾った…
やるしかないんだ…
私は覚悟を決めた…
やってやる…
優「おぉーりゃー」
どぉん
不意をつかれたなぞの女性は頭を殴られ白目を向いてしまった
はぁ…はぁ…
やった…
少女は呆然と私を見つめる
息を整えてから言葉を告げた
優「やってやる…
こんなもの…終わらせてやる」
- 09: 名前:サウス投稿日:2013/08/07(水) 21:40
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少女はすぐさま立ち上がり、手を握った
?「よ、よろしく!!
私は指原!指原莉乃!」
私はよろしくとその小さな手を握り返した
彩「優子さん…」
つぶらな瞳で見つめる彩
優「帰るためにやるしかないんだよ…私は彩と一緒にもとの世界に戻りたいの…辛いけどがんばろ?」
彩は覚悟を決めたらしく、
首を縦に振った
指「よし!まずこの世界のことを説明するね!」
優「うん」
指「まず、ここの世界に連れてこられた人には、『リミット』って言って科学では説明しきれないチカラをひめている可能性がある人たちなの。」
彩「リミット??」
指「そう!リミット
そしてそれが発動する時は目の色が変わるの!色はリミットの能力のランクで決まっているの!」
優「目…
じゃあさっきのあの人は?
確か…普通の黒だったけど?」
指「あの人は残念ながら能力が目覚めなかった人ね…
リミットをもつひとは大抵それを利用して攻撃してくるもの…だから今回は勝てたけど…次からは難しいかも…」
彩「そうなんだ…じゃあ私達もリミットってやつが、あるかも
<省略されました> [全文を見る]
- 10: 名前:サウス投稿日:2013/08/07(水) 21:41
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彼女は忘れてたと言わんばかりにハッとして
そして笑顔で話始めた
指「わたしは」
指原は目を閉じ、少し下をむいてから再び目を開く
すると、指原の目は黄色に輝きをはなった
彩「うわっ黄色だ」
指「ランクは2だけどね!
黄色はランク2なんだ
ランク0から5まであって
黒、緑、黄、紫、青、赤の順番で高いんだ!赤はもう…すごい力らしいよ」
優「能力は?リミット…だっけ?あなたのリミットは?」
指「私のリミットは…
千里眼って言うべきかな?」
彩「千里眼?それってかなり離れた距離のものもみえるってやつ?」
指「うん!
あとわたしはそれに後ろの物をみえるようになってるの!
つまり、私の半径20キロぐらいのものは全てわたしには見えるの!」
優「すごい…」
やはり人間の力とは思えない…
この力を手に入れれば…
優「どうやったら覚醒するの?
リミットに」
指「わからない…ただ、その能力を強く願ったり、体になんらかの限界がきたり、絶望に陥ったりすると、目覚めるみたい…」
彩「絶望…」
指「でも目覚めない
<省略されました> [全文を見る]
- 11: 名前:サウス投稿日:2013/08/07(水) 21:41
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指「まずは…食料探しだね!」
え?食料?
優「あ、そうか…
それが一番大切だもんね!」
指「この近くに街があったはず…
そこの街のひとは普通のここの住民みたいだからわけてもらおうよ」
彩「そうしよ!私お腹へっちゃったよー」
優「じゃあ、いってみようか!」
私たちは食料を求め歩き始めた
ササッ
?「あれは…見たことない顔だな…」
?「新人じゃない?やっちゃいますか〜」
- 12: 名前:名無しさん投稿日:2013/08/14(水) 22:52
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おもしろいっす!
- 13: 名前:7投稿日:2015/10/13(火) 13:29
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おもしろいです
続き読みたいです
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