- 01: 名前:名無しさん投稿日:2020/04/21(火) 14:55
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2020年、世の中はコロナ騒動で何処もかしこも自粛自粛。街中には人影はないし、学校も臨時休校。そんな状態が3ヶ月も続くと色々な弊害も出てくるようで学校給食が主な栄養源だった放置子や虐待を受けている子は行き場を失い、まさに地獄の日々を送る毎日だった。
私の住まいは公営団地から程近い一軒家。離婚を期に中古物件を買ってDIYで手直ししながら悠々自適の独身ライフを送っている。その日も午前中から庭の手入れをしに外の倉庫を開けると中に小さな女の子がスヤスヤ眠っていた。突然のことでパニックになったがよく見ると身なりはみすぼらしく良く言えばスラッとした手足もガリガリと言えなくもない。ひとまず驚かせないように優しく揺り起こすと「ごめんなさい!家出して行くところなくて!」と健気に弁明する。「いいのいいの、オバサン独り暮らしだから珍しいお客さん来て嬉しいよ」と宥めてあげた。家に上げてホットミルクを差し出すとお腹が空いているのかすぐに美味しそうに飲み干した。昨晩作ったカレーを温めて出すと二杯も食べてウトウトし始めた。
季節は4月とはいえ、まだ朝晩は肌寒い。倉庫の中にいても薄い上着一枚では寒かっただろう。急いで
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